（2023年5月27日 VOAchina HP)
・米中両国はビジネス・貿易分野でのハイレベル協議を再開し、二国間の「雪解け」の勢いが続いている。
・レイモンド米商務長官が5月25日、訪問中の中国の王文涛商務部部長とワシントンで会談したのに続き、タイ米通商代表部代表も5月26日にデトロイトで王文涛部長と会談。 汪文涛部長は、バイデン政権発足以来、ワシントンを訪問した初めての中国閣僚。
・米中関係の専門家は、今回の米中両国のハイレベル接触が実現したのは簡単ではなかったと考えており、中国政府がこの機会を捉えなければ、米中間の「外交雪解け」はここで止まるかもしれないと考えている。
・王文涛部長とレイモンド長官、タイ代表との２回の会談の後、米中両国は簡単ではあるが前向きな会談後の会見を行った。双方とも会談は率直かつ実質的なものであったと考え、またコミュニケーションチャネルを維持することに同意した。他方、双方は相手の措置や慣行に対する「懸念」も提起した。
・中国側の会談後の会見によると、汪文涛部長は米国の対中経済貿易政策、半導体政策、輸出管理、外資審査、台湾関連問題、「インド太平洋経済枠組み」、301条関税など重要な問題についてレイモンド長官に大きな懸念を表明した。
（記事原文）
https://www.voachinese.com/a/us-china-restore-high-level-economic-dialogue-20230526/7111631.html