【北京だより】7月28日号

今週、北京は猛暑が続いて、空調がなければ生活が成り立たない毎日です。このような暑さの中でも、「常態化核酸検査」が続き、72時間に1回、市民らがPCR検査を受けています。下図はある住宅団地内のPCR検査拠点の様子です。偶には、検査の結果が翌日まで出なくて、地下鉄等の交通手段も利用できず、出勤できなくなってしまうケースもあります。

 

各住宅団地の入り口でも厳しい検査が続いているようです。団地に入る度に、入り口に張り付けられているQRコードをスキャンし、PCR検査の結果が3日以内であることが義務付けられています。下図は長富宮オフィスビルの向こう側にある「華僑村」住宅団地の入り口の様子です。

 

夏になり、各種の「地攤」(露店経済)があちこちで見かけるようになりました。下図は自宅付近で撮影した写真で、子供の玩具等を売っている「地攤」の様子です。スーパー等に比べれば、2割ぐらい安くなっています。

 

また、コロナ以来、飲食店は不景気で倒産したところが多く、新装開店は非常に珍しいですが、 最近、自宅付近で小さな店が新しく開業しました。開業当日、店の前に飾ってある「麦穂花」(大麦ブーケ)に目を引かれました。下図は「麦穂花」の様子です。黄色く染められ、赤やピンクの包装紙でパッキングされ、とても綺麗です。

 

ネットで調べたところ、この「麦穂花」は2020年から流行し始めたもので、成熟した麦の穂は豊作と実りを象徴し、同時に「大麦」は中国語においては「大売」と同じ発音なので、しかも普通の花より、「麦穂花」のほうは値段が安くて、保管期間が長いため、かなり人気高くなってきています。ネット販売の値段は大体二つの花籠で70元~90元前後だそうです。今後、多分店の開業祝などには、ますますこのような「麦穂花」を使うことになるでしょう。

以上