【北京だより】10月22日号

最近、第3回中国(北京)生態食品博覧会が北京で開催され、北京市民の間で話題になっています。今週はこの博覧会の様子や北京の最近の情報等をご紹介します。

 

今回の博覧会は10月9日から18日まで東三環路に位置する農業展覧館で開催されました。中国各地の名物や海外の代表的な食品がたくさん展示され、また、割と安い値段で購入できるため、主婦や老人たちにとって買い物に良いところでもあります。下図は農業展覧館の入り口の様子です。北京は今週、大分寒くなり、気温は2~18度ぐらいで、厚いコートや薄手のダウンを着ている老人も多く見られます。

 

展示館の内部に入り、先ず目に入ったのは様々なカボチャやレモン、ミカン、リンゴ、イモ、玉ねぎ、唐辛子等でできている展示台です。農作物の豊作を祈る意味で、リンゴで簡体字の「豊」の字が書かれています。

 

今回展示した食品は1万種類以上に上ったそうです。中国の紹興酒や土家蝋肉(豚肉を塩、山椒で漬けて、松柏の枝などで燻製し、完成品が赤茶色)、大連獐子島のナマコ、新疆の棗、東北地方の米、台湾の飴等、国内各地の名物が揃えられています。又、ロシアのハム、オーストラリアのチョコレート、フランスの酒等、海外の食品も沢山出展されました。

 

ある「丸子」団子)を紹介しているブースの様子です。ここでは、各種の魚や肉、シイタケ等でできた団子からそれぞれ好きなものを選び、現場で湯でてその場で食べれますので、とても人気が高いようです。

以上が博覧会の紹介でした。

最近、雨の影響で野菜の値段が高騰しています。500グラムでキュウリが約8元、ブロッコリーが約9元、ピーマンが約6元、大根が約4元となっています。特に青菜は例年同期の2、3倍の値段にも上っています。例えば、ホウレンソウは一時的に500グラムで15元にも達しました。今は少し下がっていても500グラムで約9元で、相当高いです。

 

朝ご飯の時、北京で有名な「護国寺小吃」(小吃:軽食)の店内の様子です。「護国寺小吃」は北京の地方の軽食屋さんの代表の一つで、軽食の種類は饅頭、焼餅、麻花、麻団、面茶、雑砕湯、豆汁など80種類以上もあります。値段も割と安くて、朝食と昼食の時はいつも混んでいます。

 

最後に、北京の金融街の夜景です。銀杏の枝にネオンライトが飾られ、クリスマスにはまだ遠いものの、そのような雰囲気が醸し出されてきています。

以上