8月7日は二十四節気の「立秋」で、北京は段々秋の気配になってきています。朝晩は涼しく、昼間は依然として暑いです。今週は北京の最近の生活情報やコロナの様子等をご紹介します。
19日も、朝6時当たりからずっと雨です。今年の夏、北京は例年より雨が多く、16日夜の大雨で数年ぶりに死者も確認され、政府は事前予告(警報)や排水警備等、様々な措置で厳重対応しています。
雨の影響で、地下鉄も間引き運転したようで、プラットフォームには乗客がいっぱい溜まっていて、4番目の列車にやっと乗車できましたが、大変混んでいました。
最近のコロナ再発(デルタ株)で、北京では厳しい対策を取っていて、現在北京市内の新規感染人数は0まで減ってきましたが、各種の制限は依然として厳しいです。地下鉄の広報画面では、政府は「できる限り北京を出ないようにしてください」と、繰り返して呼び掛けや対策等を流しています。
北京首都空港(順義)の近くに住んでいる同僚は最近、住宅団地で無料のPCR検査を2回受けたそうです。来週3回目となります。この対策は空港付近の10キロ半径の住民を対象にしているそうです。
コロナの影響で、北京市内の幼稚園(私立は本来年中休みなし)は8月中は全部通園停止し、9月1日までに清掃、消毒し、9月に入ってから再開する予定だそうです。担当の先生は不定期に部屋の清掃情況、準備状況等をウィーチャット経由で保護者に送っています。
また、幼稚園入学前14日間の家族全員の体温や健康状況、北京を出ることがあるか否かの情報を記入し、学校に提出しなければなりません。異常がある場合、子供の通園は延期される可能性があります。
また、先週の14日は「七夕」でした。「七夕」は中国の伝統的なお祭りの一つで、「乞巧節」とも言います。各地においては、祝う慣習も様々です。我が故郷の山東省の風俗では、この日に「巧果」を作る習慣があります。小麦粉に砂糖、牛乳等を入れて発酵させて、木製の型で動物や植物の形にして、焼き上がったものを赤い糸で繋げ、ネックレスのように子供の首に掛けて、子供の健康を祝う伝統があります。現在、北京のような都市部では、「七夕」は中国式のバレンタインデーにもなっています。
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