【北京だより】5月28日号

今週、子供の病気で病院に行きました。北京市内高碑店にある総合病院の小児科の様子等をご紹介します。

今回行ったのは3級(一番良いのは3甲で、その次は3級)の総合病院で、小児科は一階の目立つところに看板を掲げています。携帯から事前に予約し、朝7:40頃病院に着きました。

 

外からはまず専用の通路から「北京健康宝」の結果をガードマンに見せて、体温を測って、安全検査を経て病院の中に入ります。発熱の場合、直接には入れなくて、まず別のところでPCR検査を受けなければなりません。

 

病院に入って、1階の機械より事前に予約した番号を取り出して、それから小児科の順番確認の機械に当てて、先着順で最終的な受診番号が出てきます。

 

8:00になり、診療が始まりました。受付台で子供の健康情況等(年齢、体重、病状)を看護婦に説明し、それから順番の呼び出しを待っていました。

 

30分ぐらい待って、お医者さんに診てもらいました。症状を聞きながら、喉や鼻、心音等を検査してくれました。その後、機械で費用を払って、2階で指先の血液検査を受けました。

 

1時間後、血液検査の結果が出ました。また1階に戻り、お医者さんに見せて、再度子供の咳や話し声等を確認し、3日間分の薬を処方してくれました。3日後様子を見て再度病院に行くかどうかを判断します。

 

コロナ感染対策の一つとして、小児科でも待合の座席等を仕切っています。また、壁に子供の身長を図る定規や子供の身長基準、子供専用のマスク、処方外の一般薬、玩具等を販売している自動販売機も設置しています。お医者さんも非常に親切です。

 

診断室の向こう側に子供専用の救急室、点滴室、霧化室(咳止め薬を機械で吸入)、理療室(インフルエンザ等各種の検査、臍や首等の指定されたツボに漢方薬のパッチを貼り付ける等)等も設置されています。北京においては一流の小児科ではないですが、一般的な病気にはほぼ対応できます。夜間で発熱する場合や病状が重い場合、専門の児童病院に行かないとだめです。

 

今回は子供たちが風邪と扁桃腺の病気で、重い病気ではないので少し安心しました。診察が終わり、家に帰りました。