【北京だより】5月14日号

51日は中国の「労働節」で、今年は5日間の連休でした。中国国内のコロナ肺炎がほぼ収束したおかげで、国内の旅行者はのべ2.3億人に達し、「史上一番混んだ休み」とも言われています。私も久しぶりに寝台車に乗り、実家に戻りました。今週はその時の北京駅や寝台車の様子等をご紹介します。

今回の目的地は青島であり、観光地でもあるので、28日分から電車の切符が予約難になりました。時間を節約するため、27日の夜の寝台車にしました。当日仕事が終わり、夜9時半頃に北京駅に着きました。

 

夜であっても、北京駅は人がいっぱいです。現在、身分証カードさえあれば乗車できますので、切符を発行しないまま、駅の入口に移動しました。

 

入口は殆ど「自動入口」になっています。つまり、身分証カードを機械に当てれば入れます。外国人や臨時身分証明、戸籍謄本等で乗車する場合、「人工入口」経由で係員の確認を経て入れます。

 

「自動入口」経由で駅の内部に入り、安全検査を経て、北京駅の構内に入りました。1階のスクリーンで列車の情報等を確認し、2階に上がって待合室に移動しました。

 

2階も乗車客で満員状態です。北京駅は60年以上の歴史があり、施設がかなり古くて、通風はあまり良くなく、中は人がいっぱいでとても暑かったです。

待合室で暫く待って、乗車のアナウンサーが耳に入りました。再度身分証カードを機械に当てて、プラットフォームに入りました。

 

やっと乗車しました。寝台車は一つの部屋に4人ベッドとなっています。エアコンやライト、充電施設等が付いています。眠れない場合、外側の席に座っていても良いです。

 

寝台車の洗面台の様子です。

 

夜11時前に発車し、約8時間掛けて翌日の朝6時過ぎで終点の青島に着き、今回の列車の旅が終わりました。

以上