【北京だより】6月19日号

1、北京コロナ感染者数の急増に伴い、6月13日(土曜日)の朝より新発地卸売市場等が封鎖されることになりました。新発地卸売市場は北京市内の野菜、果物の7割以上を供給しているため、その封鎖で野菜の買いだめパニックが起こっています。

 

6月13日午後17時前後自宅付近のスーパーの様子です。トマト、冬瓜、白菜等の比較的保存しやすい野菜は全部売り切れです。ほかの野菜も一部値上がりをしています。

 

 

今回は新発地卸売市場で輸入サーモンの処理に使用されていたまな板からウイルスが検出されたそうです。その影響を受け、自宅付近スーパーの海鮮売り場も全部販売中止になりました。

 

 

6月14日(日曜日)午前、東三環路の国貿の南(双井)に位置する「果蔬好」スーパーの様子です。買いだめをしている買い物客が多いです。枝豆は13日では1kg 9元でしたが、14日は13元になり野菜の値段は約3割から5割ほど高騰しました。

 

 

2、現在、市内で大規模なPCR検査も実施されています。6月14日より17日午後まで35.6万人を対象にPCR検査を実施済み。また、一部の医療機関においては6月30日まで予約がいっぱいな状態になっています。現在中国においては希望すれば誰でもPCR検査を受けられます。但し、事前に予約する必要があります。結果が陽性で、感染が確認された場合は無料ですが、結果が陰性で未感染の場合は有料です。

 

6月16日、西三環路六里橋(北京西駅付近)にある北京電力病院でPCR検査を待っている人々の様子です。

 

 

6月18日午前、東北二環路西直門にある北京展覧館でPCR検査を待っている長い行列です。

 

 

3、16日より北京市政府は突発公衆衛生事件対応等級を3級から2級に引き上げました。これによってさまざまな対応措置が強化されています。地下鉄でも体温検査が厳格化されています。

 

 

今朝の地下鉄八通線の車内の様子です。在宅勤務が増え、乗車客は以前に比べて少し減っています。

 

 

以上