今週の8月23日(水)は24節気の「処暑」で、「処暑」は「出暑」とも言われ、この時期から徐々に暑さが去り、天気も涼しくなります。北京も18~30度前後まで気温が下がり、秋晴れの季節がやってきています。
6月末から9月初までは中国の大・中・小学生の夏休みの時期です。今年の「夏休み旅行ブーム」は特に目立っているようです。中国観光研究院の統計によると、休暇が最も集中している7月から8月にかけて、国内旅行者数は延べ13億3,100万人に達する見込みで、2019年同時期を全面的に上回る見通しだそうです。また、首都観光産業運行監視センターのデータによると、最近の北京市に到達する観光団の訪問先は1日平均では5,000カ所を超え、観光客は13万人超となっています。下図は天安門前の観光団及び広場入場前の安全検査のための長蛇の列の様子です。
また、今年は子供の旅客消費の牽引力が更に顕著になっています。「去哪児」の統計によると、子供の新規客数がコロナ前より3割増加しました。今年の夏休みには国内で約200万人の子供旅行者が「人生初の航空券」を購入し、うち、6歳から12歳が33%、2歳から6歳が63%、さらに4%の「小さな旅行者」が「人生初のベビーチケット」を購入したと推計されています。1人の子供旅行者は、1人から2人の大人旅行者を同行させることを意味し、3人家族の北京5日間旅行を例にすると、少なくとも7,000元の消費を牽引する見通しです。下図は北京有名な観光地「南羅鼓巷」の様子です。
目的地から見ると、北京、上海、成都、西安、広州などの大都市の予約数が上位5位にランクインし、北京の天安門、故宮、万里の長城、上海外灘、ディズニーランド、杭州西湖、西安兵馬俑など、これらの場所は一番保護者や子供たちに歓迎されていると報道されています。
9月初で全国の大・中・小学生はまた新学期が始まりますので、この夏休み旅行ブームもそろそろ終わります。次には10月の国慶節連休を楽しみにしています。
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