2016年4月6日(水)、中国山東省済寧市 済寧国家高新技術産業開発区の白山 党工委書記、李世平 管理委員会副主任をはじめとする4名のご一行が当機構を来訪されました。ご一行は今回初めての来日で、済寧市に進出している日本企業を訪問し、各社と意見交換を行う予定とのことです。
ご一行の紹介によると、済寧市は孔子の生誕地として世界的に有名な曲阜市を抱える人口約850万人の都市であり、中国を南北に横断する京滬高速鉄道に曲阜東駅が設置され、高速鉄道で北京まで2時間、上海まで3時間で移動が可能とのことです。GDPや財政収入は中国の全市の中で41位であり、地方中核都市の一つとのことです。同市の主な産業は、建設機械などの製造業、バイオ・医薬業、アパレル産業であり、これらの産業の更なる発展を促進するとともに、近年は産業の幅を広げるため、サービス業、IT産業の発展に注力しているとのことです。特にIT産業については、山東省唯一のIT産業基地として投資誘致に注力しており、米国のHPやIBM等のグローバル企業が同市に進出しているとのことで、今後、技術力の高い日本企業の進出も期待されているとお話されました。
また、同市は「日本では60歳で定年を迎えるが、年金がもらえるのは65歳になってからであるため、この5年間は働くニーズがあるのではないか」という点に着目している。そこで、専門家証の発行などにより、日本人駐在員の就労ビザを取得しやすいように行政サービスの提供を行っているそうです。
当機構としては、日本企業にとって有望な投資地域の一つである同市と引き続き交流関係を維持していきたいと考えております。