中国保健協会市場工作委員会が主催し2015年8月28日(金)に北京の中糧集団栄養健康研究所にて開催された「第二回日中健康産業市場研究フォーラム」に、日中投資促進機構「健康食品の中国展開」分科会が共催団体として参加しました。また、翌日にはオプショナルツアーとして実施された「クロスボーダーEC試験区(鄭州)視察」にも参加いたしました。
第二回日中健康産業市場研究フォーラムには、日本側より当機構分科会メンバー企業をはじめ21社34名、中国側より22社35名が参加しました。また、在中国日本国大使館 経済担当公使 高島竜祐 様にもご出席いただき、来賓のご挨拶をいただきました。
今回のフォーラムでは、中国保健協会保健品市場工作委員会 王大宏秘書長や中糧栄養健康研究院 郝小明院長からの講演等、日中双方より講演を行い健康食品業界の交流を深めました。特に、中国側講演として、庶正康訊(北京)商務咨詢有限公司 李芃経理からの『食品安全法』の改正や中国企業の許認可取得のポイントの解説は当機構分科会からも希望した内容であり、大変貴重な機会となりました。
また、質疑応答の中で日本側より、ビタミン・ミネラル等の輸入手続きが備案(届出)になることについて、実際の運用がスムーズに行われることや備案の対象となる健康食品の範囲が拡大されることを中国側へ要望しました。
さらに、日中双方の健康食品産業の発展に向け、今回のフォーラムのような交流会を毎年開催していくことも中国側へ提案しました。フォーラム終了後には懇親会を開催し参加企業間の親睦を深めました。
8月29日(土)のクロスボーダーEC試験区(鄭州)視察には、日本側より13社18名が参加しました。保税区内の販売店や倉庫を見学し、注文受注から発送に至るまでのプロセスを河南省越境物資公共保税センターの方に案内していただきました。
また午後は国家鄭州経済技術開発区管理委員会 張春喜主任をはじめ、実際に業務に携わる関係部署の方と面談を行い、クロスボーダーEC試験区(鄭州)に関しての理解を更に深めることができました。
当機構の分科会では、今後も、中国側の関係部局・団体との接点を設けながら、中国健康食品領域における規制緩和や様々な障害の解決に向け、引き続き要望を続けていく所存です。
《第二回日中健康産業市場研究フォーラム》
《鄭州電子商務監管中心》