【習近平総書記は共産党中央委員会政治局の第8回集団研究会で、世界貿易機関(WTO)改革の必要性を強調】(その他)

(2023年9月27日 商務部HPより)

・9月27日、共産党中央委員会政治局は、WTOルールとWTO改革に関する第8回集団研究会を開催し、習近平総書記は下記を述べた。
・WTOは多国間主義の重要な柱であり、世界経済ガバナンスの重要な舞台である。
・WTOの改革は、一般的なコンセンサスであり、時代の流れである。中国が改革に参加することの重要性と緊急性を理解し、WTOk改革と国際経済貿易ルールの調整に参画し、高レベルで対外開放し質の高い改革を推進する必要がある。
・中国はWTO加盟後、わずか20年余りで、商品貿易総額は11倍に増加し、世界最大の商品貿易国となり、140以上の国と地域の主要な貿易相手国となった。
・世界経済成長への年間平均貢献率は30%近くとなり、自国の発展を加速させただけでなく、全世界に利益をもたらした。いまや、中国とWTOの関係は、国際的な経済貿易ルールの受動的な立場から重要な参加者へと徐々に変化して来た。 
・WTO改革に参加するためには、多角的貿易体制を堅持し、紛争解決メカニズムの正常な運用再開が必要。正しい歴史認識のもと、一国主義と保護主義に反対し、経済と貿易問題の政治化、武器化、汎安全保障化に反対し、開かれた世界経済の建設を推進する必要がある。 さらに中国を含む膨大な開発途上国の正当な権利と利益を断固として守るべき。
・今年は改革開放45周年であり、開放の扉を広げるだけでなく、高水準の国際経済貿易ルール、規制、管理、基準及び体系的な開放を拡大し、より高レベルのシステムを構築し、新しい発展パターンの構築を加速する必輸がある。 
・市場志向、放置志向、国際化という一流のビジネス環境を積極的に構築し、RCEPとデジタル経済パートナーシップ協定への加盟を契機に、輸入の潜在力を刺激し、市場アクセスを緩和し、多国間および二国間協力の踏み込んだ発展を促進し外国投資に対する魅力を高める必要がある。
・強力な貿易立国の構築を加速させ、物品貿易を高度化、サービス貿易の革新、デジタル貿易の発展を進め、デジタル化とグリーン化を方向性として、国際分業をさらに強化し、グローバル・バリュー・チェーンのミドルエンドとハイエンドに向かうべき。 同時に、国の経済安全保障を守ることにも注意を払うべき。 
・ハイレベルの開放を管理する優れた能力を開発する必要性を強調、開放の戦略的、体系的、前向きな計画を強化し、国際ルールを適用して中国の発展の権益を守る能力を向上させ、ハイレベルの開放型専門人材を育成する。開放と安全を調整、権益を促進、協力を進めウィンウィンを追求する。

(記事原文)
习近平在中共中央政治局第八次集体学习时强调 积极参与世界贸易组织改革 提高驾驭高水平对外开放能力 (mofcom.gov.cn)