(2023年9月10日 中国国際投資促進協会HPより)
・第23回中国国際投資貿易博覧会(CIFIT)の重要イベントである第3回RCEP国際協力フォーラムが2023年9月8日午後、アモイで成功裏に開催。RCEP加盟国の政府当局、専門家、シンクタンク、産業機関、関連企業から200名近くのゲストがフォーラムに出席した。
・中国国際投資促進協会と国連国際貿易センターが主催する本フォーラムは、「地域統合市場の構築と統合・発展の新たな機会の共有」をテーマに、政府当局、国際機関、専門家、シンクタンク、業界団体、中国企業、外国企業、RCEP加盟国政府およびその経済団体の代表者を招聘し、関連政策・措置の解釈、RCEP実施状況の交流、域内貿易の自由化・円滑化、重点分野への域内投資、産業チェーン・サプライチェーンの統合等、地域経済統合がもたらす発展の機会を探った。
・中国国際投資促進協会の馬会長によると、RCEPは現在世界で最大の人口をカバーし、最も多様な加盟国構成、最大の経済・貿易規模、最も包括的な協力、最大の発展の可能性を持つ自由貿易圏であり、中国が対外開放を高度に推進するための強力な原動力となる。世界の産業チェーンのサプライチェーンは再構築を加速させており、RCEPの完全実施は、域内の産業チェーンのサプライチェーンの統合、改善を加速させ、投資家に巨大なビジネスチャンスを提供する。同時に、加盟国に経済成長、雇用拡大、社会福祉の向上をもたらすと馬秀紅会長は指摘した。
・黄燕添アモイ市副市長はスピーチの中で、RCEPの署名15カ国による完全発効は、地域統合をより高いレベルと質へと前進させるものであり、参加国と地域に新たな大きなチャンスをもたらすと強調。同時に、中国が質の高い経済発展を推進するための強力な後押しにもなり、アモイはRCEP加盟国との緊密な連絡を重視し、RCEP国際協力の質の高い発展を促進する。今年のフォーラムのテーマである「地域統合市場の構築、統合と発展の新たな機会の共有」は、アモイの発展目標と非常に合致していると強調。今回のフォーラムの機会を十分に活用し、他国の経済界との経済貿易交流と実務協力を深め、地域経済統合の建設に積極的に参加してゆくとも述べた。
・基調講演では、趙晋平・前国務院発展研究センター対外経済研究部部長、趙春峰・商務部国際経済貿易関係司副司長、王瓊・税関総署租税徴収管理局(上海)副局長、岡豊樹・日中投資促進機構代表理事事務局長、張陸彪・農業農村部対外経済協力センター長等が、RCEP加盟国間の経済貿易協力、農業協力、地域経済貿易ルールの見直し、地域法治協力、地域クロスボーダー電子商取引の発展、地域産業チェーンとサプライチェーンの統合、グリーン・低炭素経済、持続可能な発展等のテーマでスピーチを行った。会議では、地域経済統合の目標の実現を加速させ、加盟国経済の質の高い持続可能な発展を促進するため、RCEP協定の実施についても議論した。
・本フォーラムのテーマは、加盟国の経済発展の見通し、経済貿易協力の見通しについての議論と交流であり、本フォーラムの成功は、RCEP国際協力フォーラムが加盟国間の対話、交流、協力を促進する重要なプラットフォームとなったことを示している。