【我が国の非化石エネルギー発電設備の容量比率は50%超え】(産業政策)

(2023年6月15日 中央人民政府HPより) 

・中国の非化石エネルギー発電設備の容量比率は50.9%に達し、化石エネルギー発電設備の容量を上回った。
・現在、中国の新エネルギー発電量の占める割合はすでに13%を超えている。
・風力発電、太陽光発電などの新エネルギー電力量の占有率が向上するにつれて、新型電力システムの建設は日増しに差し迫っている。
・国家エネルギー局は11の研究機関を組織し、「新型電力システム発展青書」を発表
・青書では三段階での新型電力システムの発展の方法を制定。転換期(現在から2030年まで)、全体形成期(2030年から2045年まで)、整備期(2045年から2060年まで)を固め、計画的、段階的に新型電力システムの建設を推進する。
・中国の社会全体の電力使用量は急速に増加し、昨年は8兆6000億キロワット時に達し、米国、EU、日本の電力使用量の総和に相当。
・電力計画設計総院長の杜忠明氏は、「わが国の新型電力システム建設は基本的な国情と発展法則に従う必要があり、別の炉を作ることはできず、既存の電力システムを革新し、グレードアップしなければならない」と述べ、電源側の面では、新エネルギーの大規模な発展はシステム調整能力に対してより高い需要を提出し、新エネルギーはまだ信頼できる代替を形成しておらず、電力システムに回転慣性を提供できないことが多いと分析。
・新型電力システムの重要な特徴は、新型電源構造であり、青書は、「ダブルカーボン」目標を実現するためには、大いに力を入れる必要があると提案。

(記事原文)
https://www.gov.cn/yaowen/liebiao/202306/content_6886379.htm