【『カーボンピークアウト/ニュートラル標準システム構築の手引き』発布に関する通知】(産業政策)

(2023年4月23日 工業・情報化部HP)

・本手引きは2023年2月6日、ダブルカーボンを加速し、経済・社会の質の高い発展を促進し、目標達成のために、国務院標準化推進の合同会議で採択・発行した。
主な内容は以下の通り:
・政府が公布する標準と市場が独自に策定する標準の二重構造を最適化。
・業界や分野を超えた標準の相乗効果を強化し、あらゆるレベルの標準を連動・実現。
・重点分野と重点産業に焦点を当て、省エネと炭素削減基準を作成し改訂。
・ダブルカーボンの技術革新を標準化し、科学技術の革新によるグリーン開発を推進。
・国際標準制定に参加し、海外での中国標準の普及を拡大し、国内と海外の調整を推進。
・2025年までに1,000以上の国家標準と業界標準(含外国語版)を策定・改定する。
・30以上のグリーン・低炭素関連の国際標準に参加し国際標準化レベル向上する。
・標準システムは、基本的一般標準サブシステム、炭素排出削減標準サブシステム、炭素除去標準サブシステム、市場ベースのメカニズム標準サブシステムなどの4つの主要サブシステムと5の二次サブシステム、63の三次サブシステムからなる。
・各標準には以下の基準が解説されている:カーボンモニタリングと検証基準。低炭素管理・評価基準。省エネルギー基準。非化石エネルギー基準。新電力システム規格。化石エネルギーのクリーン利用基準。生産・サービス工程の排出削減基準。資源循環基準。生態系の炭素隔離および吸収源強化基準。炭素回収利用と貯留基準。大気中炭素の直接回収および貯留基準。グリーンファイナンス基準。排出量取引関連基準。エコロジー製品の価値実現基準。
・国際標準化作業のポイントは以下の通り:国際標準化作業のための合同部隊を結成。国際交流・協力の強化。国際規格の策定への積極的な参加。国内規格と国際規格のドッキング。
・標準システムは、エネルギー、工業、交通、都市・農村建設、水利、農業・農村、林業・草地、金融、公共機関、居住生活などの主要産業・分野におけるカーボンニュートラルをカバーし、地域、産業、公園、組織などの開発ニーズに応じて調整される。

(記事原文)
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/sjdt/art/2023/art_55f5de466cf64f628c2401cad460c0ec.html