【多国籍企業の人民元・外貨一体化資金プール試験措置の拡大】

2022年7月22日、中国人民銀行HPより)

・中国人民銀行と国家外為管理局は7月22日、多国籍企業の人民元・外貨一体化資金プール試験措置の第二弾として、上海市や広東省、陝西省、北京市、浙江省、広東省深圳市、山東省青島市、浙江省寧波市に範囲を拡大し展開することを決定した。

・多国籍企業の人民元・外貨一体化資金プール試験措置は2021年3月より北京市、広東省深圳市を対象に開始し、多国籍企業の人民元・外貨の資金調達・使用効率を著しく向上させ、企業の為替リスク及び財務コストの効果的な削減に貢献している。

・本試験拡大措置は、主に①試験地区と企業数を増加②多国籍企業の中国国内における海外グループ会社との人民元・外貨集中収支業務の実施③多国籍企業の人民元によるクロスボーダー収支業務の更なる利便性の向上を促進する。

・また、中国人民銀行と国家外為管理局は引き続き海外との貿易や投資、資金調達の利便性向上を促進し、市場志向で法に基づく国際ビジネス環境の構築に注力し、対外経済の安定的且つ健全な発展を支援する。

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