【2022年1月のCPIとPPIの前年同期比 上昇幅はいずれも縮小】

2022年2月18日、中央人民政府HPより)

・国家統計局は2月16日、2022年1月の消費者物価指数(以下CPI)と生産者物価指数(以下PPI)を発表した。

・本発表によると、1月のCPIは前年同期比で0.9%上昇(前月比:0.4%上昇)、PPIは前年同期比で9.1%上昇(前月比:0.2%下落)し、CPIとPPIの前年同期比上昇幅はいずれも縮小した。

・CPIは春節の影響による食品価格の上昇、国際的なエネルギー価格上昇の影響を背景に前月比0.4%の上昇。PPIは主に石炭や鉄鋼等の業界における価格下落により工業製品価格が全体的に下落し続けていることを背景に、前月比0.2%の下落。

・今後の価格動向について、エネルギー安全保障の確保により石炭供給量を増加させる等の安定供給政策の効果が持続的に現れるのにつれて、国内の主要エネルギーと原材料の需給矛盾は引き続き緩和され、2022年は多くの商品で価格下落が継続する見込み。

・2022年は国際的には主要経済国の金融政策の転換や需給ギャップの縮小等によりインフレ圧力は限界的に弱まる見込みであり、中国国内では経済が持続的に回復・発展し、市場価格の異常変動に効果的に対応する能力が大幅に向上する等、強固な基礎に支えられ物価は安定する等の見方もある。

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