【国家発展改革委員会　『石炭火力発電による電力価格の市場化改革の深化に関する通知』を発表】

（2021年10月12日、国家発展改革委員会HPより）

・中国国家発展改革委員会は10月12日、『石炭火力発電による電力価格の市場化改革の深化に関する通知』（10月15日より実施）を発表。

・本通知は主に、市場による電力価格決定の仕組みを充実させ、電力の安全と安定供給を保障することを目的としている。

・石炭火力発電による電力は市場取引を原則としつつも、（取引価格の決定については）価格変動幅の上限を基準価格から最大20%に拡大※、高エネルギー消費産業向けについては20%以上の値上げを認めることとする。

・また、中小企業を含むすべての工業・商業利用者の市場進出を促進し、公益事業を含む住民・農業用電力を優先的に確保することなどが盛り込まれている。

※現在は基準価格から最大10%の値上げ及び15%の値下げを認められているが、本通知により値上げ幅は10ポイント、値下げ幅は5ポイント緩和される。

（記事原文）