「李克強総理 記者会見にて対内外記者へ答弁」
(2021年3月12日 中央人民政府HPより)
・李氏は、就業が国家経済に与える影響を訴え、 昨年に引き続き就業における雇用政策に力を入れるとし、 都市部での新規就業者数を1100万人以上にするとした。
・李氏は、中国の高齢者人口が2億6千万人に上ると説明し、 高齢者向けのシルバー産業をはじめとする、 産業の多様化が外資企業の参入・投資機会を増幅するとした。
・日経新聞社記者が、今年の経済成長率の目標を6% 以上という数値に設定したことに対する見解と、 海外資本の大量流入による不動産バブルのリスクがある中、 金融緊縮方向での政策制定の可能性について質問した。
・李氏は、成長目標について、現経済規模における6% の成長は6兆元の国内総生産(GDP)増加を意味し、 これは2016年のGDPに換算すると8% の成長に相当するため、6% 以上の成長目標は決して低くないとした。
・また、金融の引き締めについては、 昨年も金融緩和は行っておらず、 したがって今年も政策を急転換させる必要はないとし、 適宜経済の回復状況に合わせて昨年実施した減税、 行政費用の引き下げなどを見直すとした。
(記事原文)