（2025年3月13日 中国政府網より）
・中国では、商業銀行や政策性銀行が民間企業の発展を支援するため、新たな金融支援策を発表した。
・工商銀行は中小企業やグリーン経済分野に焦点を当てた「十大措置」を打ち出し、今後3年間で6兆元以上の投融資を行う予定。
・中国銀行は民間企業向け融資枠を全体より5ポイント高く設定し、デジタル技術を活用した投融資や資金決済などのサービスで5兆元以上の資金支援を行う。
・農業銀行は民間企業向けの融資枠を拡大し、債券発行や投資を強化することで資金調達ルートを広げ、今年末までに融資総額を7.5兆元以上にする。
・新質生産力の発展支援にも重点が置かれ、工商銀行は800億元規模の科学技術イノベーション基金を設立、中国銀行も500億元を超える科学技術イノベーションマザー基金を新設した。さらに、郵貯銀行は今後3年間で10万社以上の科学技術型企業を支援する。
・また、「一帯一路」構想への民間企業の参加促進のため、中国輸出入銀行は企業の国際協力への参加や貿易の新しい形態（海外倉庫、越境ECなど）の発展を支援、民間企業の競争力強化を目指している。
（記事原文）金融机构加力支持民营企业高质量发展
https://www.gov.cn/yaowen/shipin/202503/content_7013460.htm