【日中不易流行】「魯迅『藤野先生』と福井➁」

前稿では、魯迅の藤野先生への強い思いとその後の藤野先生のそっけなさ、この温度差は何故か?という疑問で終わっていました。一方、他の魯迅研究者は、当時なぜ藤野厳九郎は藤野先生になったのか、つまり、どうして普通の「市井の人」が…

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【日中不易流行】『福井最古の中国大陸進出「満州豆稈パルプ」③』

満州豆稈パルプ株式会社(以下、満州豆稈パルプ)についてのエピソードも3回目となりました。前回に引き続き「昭和の妖怪 岸信介」との縁を探っていきます。酒伊繊維工業株式会社(以下、酒伊繊維)の社史を読むと、酒井伊四郎社長(以…

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【日中不易流行】『福井最古の中国大陸進出「満州豆稈パルプ」②』

前回に引き続いて「満州豆稈パルプ株式会社」についてのエピソードを紹介します。前回提起した第一の謎、「福井の一繊維会社である酒伊繊維工業株式会社(以下、酒井繊維)と満州進出を結んだ糸は何か?」について述べたいと思います。な…

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【日中不易流行】『福井最古の中国大陸進出「満州豆稈パルプ」①』

唐物の能の名作「邯鄲」を金沢で観る機会がありました。登場人物の多さとドラマチックな展開。人生の栄華は粟飯の一炊の夢。人生は夢のように儚いと思えば、「出離生死」(生死の苦を克服)できるとの悟りの境地に、こちらは一睡もできな…

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【日中不易流行】『楊貴妃と能楽、そして漂着伝説と福井』

前回ご紹介しました能楽における「唐物」。テーマの一つは美女です。中国の歴史上の実在した三大美人は西施(春秋時代)、王昭君(前漢)、楊貴妃(唐)ですが(所説あり)、能楽にはそのものズバリに「昭君」と「楊貴妃」という曲があり…

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