【北京だより】9月8日号

先週の9月1日(金)は北京の「入学日」です。北京市の約140万人の小・中学生が新学期をスタートしました。本学期は9月1日から2024年1月19日(金)まで、20週間余りです。 

「北京市2022年国民経済・社会発展統計公報」のデータによると、2022年末現在、北京市の公立高校の在校生は19万9,000人、公立中学校の在校生は35万6,000人、公立小学校の在校生は108万4,000人、各種公立中等職業教育(技術工学校を含まない)の在校生は5万5,000人、特殊教育在校生は7,722人となっていて、私立中等教育学校の在校生は2万6,000人、私立小学校の在校生は3万8,000人となっています。これらのデータからもわかるように、北京のみならず中国全国においては国立学校が圧倒的に多く、私立学校の占める割合はまだまだ小さいと言えます。

また2016年と2017年の人口出生ピーク時の、誕生日が2016年9月1日から2017年8月31日までの子供たちが今年小学校に入りますので、全国では今年の小学校入学人数は過去最多を更新したそうです。北京も今年、小学校入学人数は約21.7万人に達したと報道されています。我が家の子供の小学校を例にすると、1年生は11のクラスがあり、クラスごとに43名程度の学生さんがいます。
学校周辺の交通渋滞を緩和するため、北京市は9月1日より市内初の通学バスの試行を開始しました。通学バスのサービス対象は9年間の義務制教育を受ける小・中学生で、低学年の小学生の場合、保護者の同乗が認められています。第1陣の通学バスは北京市西城、海淀、朝陽、豊台の4区の13校で試験運行を行っているそうです。これから試運転の状況を見ながら、バスの増加を調整する見込みだと言われています。

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