（2023年5月22日 中国政府網HPより）
・中国共産党中央委員会弁公庁および国務院弁公庁は、「基本的な高齢者介護サービス制度の建設を推進するための意見」を発表した。記者との答弁の中で語られた要点は以下の通り。
・中国共産党と国務院は、高齢者向け公共サービスの強化と安心感の提供を重視。習近平総書記と李強総理は高齢者サービスの改善を指示。
・高齢者ケアサービスの重要性を強調。高齢者向け公共サービスに財源を用いて、社会全体と協力して高齢者の定住と介護を行い、高齢者が安心して暮らせる環境を作る必要があるとされた。
・高齢者サービスシステムの目的は、2025年までに健全で包括的な制度を確立し、すべての高齢者のニーズを満たすこと。
・高齢者基本サービスリストは、16のサービス項目を含み、地方政府にサービスの範囲と基準を明確化させる。また、公平性と国家統治システムの現代化を促進し、基本介護サービスの標準化と利用の平等性を追求。
・制度の構築に関して、カバーすべきサービス項目の基準をより詳細に設定し、地域の実情やニーズに応じて具体的なサービスを提供する事や、国民のニーズと財政保護能力のバランスを考慮し持続可能である事が肝要。
・高齢者介護サービスシステムの構築は各地で進んでおり、地方レベルで計画やリストが策定されている。中でも特に困難な高齢者世帯に対しては訪問介護などの支援が行われ、高齢者の能力評価や障害者介護サービスも充実しつつある。
・民政部は、各地から集まった「意見書」に対する対応や改善に向けて以下の具体策を取っている。方政府との連携や政策の宣伝を積極的に行い、監督と指導を強化し、総合的な業績評価メカニズムを構築し、地域や各団体の支援に取り組んでいる。