【北京だより】5月19日号

5月に入り、北京市の「市花」のである「月季」は開花期を迎えてきました。月季は「月月紅」、「百日紅」とも呼ばれ、1年の中で百日を超えて花を咲かせるため、「花中皇后」の美称があり、美しい、友情、平和の象徴でもあります。

現在、二環路から四環路まで、また市内の主要道路の両側の月季が満開を迎え、「月季ネックレス」と呼ばれる景観は北京市の明るい風景ともなっています。下図は朝陽路の「月季ネックレス」の様子です。

月季は中国において長い栽培の歴史があり、1987年に、市民の意見を聴取したうえ、北京市政府は月季と菊の花を北京市の市花に確定しました。月季が選ばれた理由は、北京地区の気候条件と自然環境に適応でき、寒さと日照りに強く、花の形が美しく、開花期が長い、等が挙げられました。北京においては、今から初冬の11月まで月季が咲き続き、市民たちがどこに行っても簡単に鑑賞できます。

以上