国慶節の連休中、天安門広場に行くチャンスがありました。今週は国慶節における天安門周辺の様子をご紹介いたします。
毎年の国慶節の連休には、大勢の観光客が各地から天安門広場に殺到します。今年も例年並みで、国慶節期間中、天安門広場周辺では、1日の平均客数が延べ30万人を突破したそうです。特に10月1日(土)の国慶節当日、天安門広場で国旗掲揚式を見学した観光客は21.8万人にも達しました。下図は天安門前の噴水の様子です。
天安門広場で一番目立つのは真ん中にある巨大な花果籠です。この「祝福祖国」という花果籠は高さが18メートル、籠内の主な花材は10種類の花卉と10種類の果物を選んで「十全十美」(完璧と言う意味)を象徴し、豊かな成果で党大会を迎える意味もあります。花果籠の南側には「祖国を祝福し、1949-2022」、北側には「二十大を迎える」と書かれています。報道によると、籠内の最も大きい牡丹の花は、直径3.2メートル、重さは約300キロだそうです。
また、人民英雄記念碑の前には孫文先生の巨大な肖像画が置かれています。これは孫文先生の中国革命への偉大なる貢献を記念するためであり、毎年の労働節と国慶節には、先生の肖像画を天安門広場に掲げることが慣例になっています。
人民大会堂前の様子です。人民大会堂周辺は綺麗な花で飾られ、家族を連れて見学に来た人もかなり多かったようです。
天安門をくぐり抜け、故宮の正門である「午門」に到達しました。下図は午門周辺の様子です。故宮の中には入らなかったのですが、観光客が非常に多くて、事前に予約しないと、なかなか入れない状況のようでした。故宮は現在、毎日8万人の入場制限があるそうです。
また、間もなく党大会が開催されますので、北京市内では、このイベントを祝う花壇やスローガン等が多く見られます。下図は国貿付近で撮影した写真です。