【対外貿易の安定的発展に向けた政策措置に関する商務部通達】

(2022年9月27日      商務部HPより)

・9月27日 商務部は国務院の同意を得て「対外貿易の安定的発展に向けたいくつかの政策措置」を通達し、関係部門に対して、開放政策は中国の基本的な国家政策であり、輸出入・対外貿易の安定成長と雇用促進のため、具体的な対策と調整、サービスを強化することなどを指示した。

・①国際市場の発展に寄与するコロナ対策、エネルギー、労働、物流等の各方面で外国貿易企業の保護を強化し、適時納品が進みよう全面的な支援を行うこと

・②各地域、貿易促進機関、展示企業等が開催する各種海外自主企画展示会への企業出展を積極的に支援し、受注を獲得すること。海外に出張する関係者に対し、外交通商部門と出入国管理機関はサービスと保護を強化すること

・③第132回中国輸出入商品交易会(広交会)オンライン展示会について、出展者や企業の自主的な参加の増進、オンライン開催期間の延長(10日間から5カ月間へ)、投資誘致の強化等を行い、バイヤーの来場登録者数を増やし有効取引を増加させること

・④対外貿易のプラットフォームの新設・推進。新市場調達、輸入貿易促進、越境電子商取引、中古車輸出ビジネス等の試験区を設定し、貢献度の高い地方政府へは予算を傾斜配分すること

・⑤越境ECの役割を拡充。海外倉庫の整備をさらに支援するための政策・施策を公布、年内にサービス貿易革新発展指導基金第二期を立ち上げ、新しい形態の対外貿易の発展を支援。海外倉庫の建設・運営に対する輸出信用保険の支援をさらに強化し、輸出還付や越境ECを促進する税制の導入を加速させること

・⑥貿易手続きの円滑化。港湾荷役と国内輸送の効率化、海上港湾における料金の監督強化(不当料金の撲滅)、外国貿易企業に対する通関円滑化、通関費用の低減等を行うこと

(記事原文)

http://www.mofcom.gov.cn/article/zwgk/gkzcfb/202209/20220903351830.shtml