【北京だより】3月18日号

北京は今週、前半は暖かく、木曜日から雪が降ってまた零下まで下がり、気温が激変しています。また、コロナの拡散に備えて各団地ではPCR検査を大規模に実施しています。今週は北京市内の様子をご紹介します。

今週の前半、水曜日までは気温が15度にもなり、桃の花等も咲き始め、公園で花見をする人多いようです。下図は長富宮近くの明代の城壁の下で花見をする人々の様子です。

 

東二環路の道路周辺では、黄色い「迎春花」も満開になってきました。

 

しかし、木曜日から気温が-2~3度ぐらいまで下がってきてとても寒くなりました。この気温は3月中旬においては、40年ぶりの寒さになります。天気予報によると、今回の雪は木曜日から金曜日の深夜まで2日間も降り続き、特に北京の北部と西部では大雪になるようです。この雪のおかげで、いつも3月15日で熱供給を終える北京の集中暖房は3月22日まで延長されました。下図は3月18日(金)の午後、雪が降っている様子です。

 

また、最近では中国吉林省を始め、福建省や深圳、上海、天津等の大都市も含め、オミクロン株の感染者はほぼ中国全土(28の省)に広範囲で拡散しています。毎日の感染者数は数千人規模になっています。北京市では、毎日の感染確認者数は10人以下ですが、政府は非常に警戒し、各社区(団地)で無料のPCR検査を実施しています。下図は北京事務所が所在する建国里社区のPCR検査場の(仮設)様子です。身分証明書或いはパスポートを提示すれば無料で受けられます。

 

また、自宅の所在地周辺の社区でも深夜まで無料のPCR検査を実施しています。下図は検査を待っている住民の様子です。身分証明書と住所を言えば、予約不要ですぐPCR検査を受けられます。検査の結果は翌日、各自の「北京健康宝」アプリで確認できます。

以上