【中国の対外貿易は安定したスタートを実現】

2022年3月10日、中央人民政府HPより)

・中国税関総署が3月7日発表した1~2月の貿易統計によると、2カ月間の中国の輸出入総額は6兆2,000億元(前年同期比:13.3%増)、その内、輸出は3兆4,700億元(同:13.6%増)、輸入は2兆7,300億元(同:12.9%増)、貿易収支は7,388億元(同:16.3%増)となり、対外貿易は引き続き好調を維持する。

・主要商品の輸出面では、機械・電気製品が2兆200億元(同:9.9%増)と輸出総額の58.3%を占め、その内、電子部品(同:24%増)と自動車(同:99.1%増)が伸びを牽引し、輸入面では、機械・電気製品が1兆1,100億元(同:6.7%増)、農産物が2,254億4,000万元(同:7.7%増)となり、各々増加した。

・地域別にみると、EU(8,746億4,000万元、同:12.4%増)、ASEAN(8,704億7,000万元、同:10.5%増)、米国(7,859億2,000万元、同:9.7%増)等の主要貿易パートナーへの輸出入はいずれも増加し、また「一帯一路」沿線諸国の合計輸出入額は1兆9,200億(同:18.3%増)と全体の成長率を5ポイント程度上回った。

・RCEPメンバー国における合計輸出入額は1兆8,500億元(同:9.5%増)となり、税関総署の報道官・統計分析司長は、RCEP制度による利益が徐々に開放されるにつれ、RCEPメンバー国の経済・貿易の発展の効果が更に発現すると、今後の展望について言及した。

記事原文)

http://www.gov.cn/xinwen/2022-03/10/content_5678191.htm