【北京だより】1月14日号

最近、中国の陝西省、河南省、天津市等ではコロナ肺炎が再発しました。特に、天津市においては、オミクロン変異株に感染した児童沢山出ました。北京では、3歳から11歳までの児童へのコロナワクチン接種を強く押し進めているところです。今週は、子供の接種現場の様子等をご紹介します。

我が家の子供は5歳で、12月には所属する幼稚園経由で予約し、自宅付近の接種拠点で第1回目の接種を受けました。子供の場合、3週間後、第2回目の接種ができます。しかし、今度は、自宅付近の接種拠点は対象が大人だけに変わってしまいました。仕方がないので、自宅より少し遠いところに行くことにしました。

今度行くのは「三間房セメント工場」というところで、交通はかなり不便で、タクシーで移動しました。現場では、セメント製品を作っている機械等も見られます。多分、工場の一部を臨時的に接種拠点に変えたのでしょう。

 

接種拠点の周辺では「コロナワクチンを接種し、免疫の長城を構築する」等のスローガンを大きく掲げています。

 

接種拠点の対応時間は8:30~11:30、13:30~17:00となっています。朝一で着いたので中は未だ人が少ないようです。この接種拠点で確認したところ、ここはこの周辺で唯一子供の接種ができる拠点だそうです。勿論、大人の接種もできます。現在、北京市においては大人のワクチン接種は「北京生物」と「科興」(メーカーの名前)のどちらを選んでもいいですが、3~11歳の児童には全部「北京生物」を使います。

 

接種エリアでは、ワクチンのメーカーごとに窓口を分けています。1番の窓口は「科興」で、2番は「北京生物」です。2番で少し並んで接種を受けて、観察エリアに移動しました。

 

ここの観察エリアはかなり広くて、ここで急性的なアレルギー反応があるか否かを見て、問題がなければ30分後帰っていいです。観察の時間に関しては大人も子供も一緒です。

 

子供の場合、北京市共通の「北京市免疫予防接種証」があり、その中にお医者さんが情報を記入し、サインします。これを学校に提示すればOKです。

 

現在、北京市において、未成年に対しては第3回目の接種は未だ実施していませんが、他の省では12歳以上の未成年に対して第3回目の接種を既に実施しているところもあり、多分、これから北京も実施することになるでしょう。

 

以上