【北京だより】12月17日号

先週の12月7日(火)は二十四節気の「大雪」で、北京は最近、段々寒くなってきています。今週は北京市内の生活情報等をご紹介します。

 

最近、気温は大体、-8~5度ぐらいで、偶には強い風が吹き、公園等の客も一層減りました。下図は日壇公園の一角の様子です。遠くには「中国尊」ビルが見えています。

「ダブル11」が終わり、「ダブル12」(12月12日)が来ました。各店の販促活動の範囲や割引等は「ダブル11」より少ないですが、一部お得な商品もあります。小規模な買い物ブームにもなっているそうです。下図は自宅付近のあるオフィスビル前のデリバリーの三輪車の様子です。

 

今、北京市内では、従来の成人と12~18歳までの未成年向けのコロナワクチンの接種を進めていると同時に、3~11歳までの児童・幼児に対してもコロナワクチンの接種を強く要求しています。お医者さんの証明がない限り、ワクチンを接種しなければならない等、学校によって様々な制限対策が実施されています。大人の場合、3回接種することが必要ですが、子供の場合、基本は2回で接種が完成します。下図は朝陽区のあるコロナワクチン接種現場の様子です。

 

冬はもともと呼吸器系感染が一番多い時期で、今年は、何よりもコロナワクチンの接種を優先させる対策のせいか、インフルエンザワクチン等の接種率はかなり低いそうです。特に子供の場合、呼吸器系の感染が例年より多発している傾向にあり、下図は北京市のある児童専門病院の写真ですが、いつも長く並んでいるようです。今、小児科においては、咳や風邪(非発熱)でもPCR検査をしなければならないとの要求をしている病院が多いようです。因みに、最近、北京市の公立病院においては、連続2回PCR検査の値段を引き下げました。10月26日より従来の80元から58元に、また、12月11日よりさらに58元から35元迄大幅に下げました。今、全国30の省において、PCR検査の価格は40元以下になっています。

 

 また、12月以来、南方の野菜が大量に出荷が始まったなどのことにより、北京市内の野菜は値段が下がってきました。北京市の新発地卸売市場においては、1日の野菜の出荷量は2万トンに達し、各種の野菜の値段は先月より平均10%以上も下がったそうです。下図は自宅付近のスーパーですが、500グラムでトマトと胡瓜は約6元、キャベツとセロリは約3元、白菜と人参、ジャガイモは約2元となっています。これから、一年中で一番寒い時期に入りますので、多分旧正月迄、また値段が上がっていくことになるでしょう。

 

以上