最近、北京市通州区にある「大運河森林公園」に散策に行きました。今週はこの公園の様子をご紹介します。
大運河森林公園は北京市政府の新しい所在地である通州区新城北運河の両側に位置し、世界遺産である大運河の一部でもあります。公園の総面積は約713ヘクタールで、うち水の面積は約160ヘクタールです。報道によると、この公園は北京市において、「南海子公園」に次ぎ、2番目に大きい公園だそうです。公園は2009年に建設を開始し、2011年にオープンしました。
公園全体は古い大運河に沿って整備されていて、両側には柳や桃等、様々な樹木がいっぱい植えてあり、春になると、緑と花で多分綺麗でしょう。また、水辺沿いですので、夏は暑くないそうです。この部分の大運河はもともと京杭大運河の始まりで、歴史上においては南から北へ食糧を輸送するメイン通路であり、とても賑やかだったそうです。今、この公園の河道の全長は約8.6キロ、左堤の長さは8191メートル、右堤の長さは3639メートルです。
大運河森林公園は敷地面積が広すぎて、普通の市内公園に比べると、見た目では観光客が少なく、静かな感じです。また、北京市内の公園は、ほとんど自転車立ち入り禁止とされていますが、この公園は広いおかげで、自転車で入っても大丈夫です。公園の主要なところを回る遊覧車もあり、一人当たり10元かかります。もし、歩いてみる場合、多分1日かかるでしょう。
冬なので、緑も花もなく、公園の管理側は造花で工夫し、様々な景色を作り上げています。下図の植物の壁や門、また、塔も造花でできているようです。
公園の大運河には、魚や金魚などがたくさんあります。日当たりの良い日、子供を連れて、自宅から餌を持ってきて金魚に餌をやることも一つの楽しみです。残念ながら、行った当日は寒かったので、子供も少なかったようです。
公園の中に、子供向けの遊楽施設も沢山ありますが、冬で利用者が少なく、少し寂しいです。
今度、暖かい春になり、花が満開のときに、又散策に行きましょう。その時、多分、公園内は美しくて賑やかになっていることでしょう。
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