【習近平国家主席、COP26で書面により声明を発表】

(2021年11月1日 外交部HPより)

・11月1日から英国北部のグラスゴーで開催された「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」において、習近平国家主席の声明(書面)が発表された。

・この中で習主席は、気候変動対応と世界経済の回復を現代の課題とし三つの提案を行った。

・1点目は地球規模の課題ヘは「多国間の合意」が必要とし、これまでの合意に基づく相互信頼と協力強化を訴えた。2点目は「実践的な行動」が重要であり、締約国は現実的な目標とビジョンを設けた上で対策実行を努力し、先進国は開発途上国の対策実行を促す支援が必要と訴えた。3点目は科学技術の革新を原動力に「グリーン・トランスフォーメーション」を加速するとした。

・中国は、高エネルギーの消費や高カーボンを排出する開発の抑制、エネルギーのグリーン化・低炭素化の加速、再生可能エネルギーの積極開発、大規模な風力発電・太陽光発電を計画。

既に「カーボンピークアウトとカーボンニュートラルの活動強化に関する意見」「2030年までのカーボンピークアウト計画」を発表しているほか、エネルギーや工業、建設、交通などの重点分野と石炭、電力、鉄鋼、セメントなど重点産業での対策実施を強調した。

記事原文)

https://www.fmprc.gov.cn/web/zyxw/t1918303.shtml