【王毅外相 ASEANと中国、日本、韓国の外相会合に出席】

「王毅外相 ASEANと中国、日本、韓国の外相会合に出席」

(2021年8月4日 中央人民政府HPより)

王毅国務委員兼外相は3日午後、ASEANと中国、日本、韓国(10+3)外相会合にビデオで出席した。

・王毅は10+3諸国は東アジア協力のバックボーンであると発言し、来年の10+3協力開始25周年を機に、東アジア共同体の目標に奉仕する「10+3協力作業計画(2023-2027)」を策定し、下記4つの協力ロードマップを策定すると述べた。

1.東アジアの伝染病対策の障壁を共同で構築する。 中国はこれまでに7億5000万回以上のワクチンを海外に供給しており、今後4ヶ月間に1億1000万回、今後3年間でさらに30億ドルの国際援助を提供する。

2.東アジア経済の統合を推し進める。 地域経済統合のプロセスをスピードアップするために、地域包括的経済連携協定の早期発効を目指す。

3.東アジアの変革と発展を共に模索する。 地域のデジタル変革を加速し、東アジア諸国の市場規模の優位性を活かし、人工知能やデジタル経済などの実務協力を精力的に推進する。

4.東アジアの価値基盤を共に鋳造する。 平和、開発、公平性、正義、民主主義、自由の全人類の共通の価値を共に追求する。

・日本、韓国、ASEANの外相は、10+3協力の顕著な成果を高く評価し、ワクチン開発協力の強化、自由貿易の堅持、デジタル経済の推進に同意し、気候変動等新しい領域で合作しエリアのグリーン化を持続的に発展させることとした。

 

(記事原文)

http://www.gov.cn/guowuyuan/2021-08/04/content_5629405.htm