「天津での米中高官会談における王毅国務委員兼外相の発言について」
（2021年7月26日 外交部HPより）
・7月26日、
王毅国務委員兼外相が天津でシャーマン米国務副長官と会談した際
、米中関係の分断をコントロールし、
米中関係の悪化が制御不能となるのを防ぐための三つの要件を提示
した。
・第一に、米国は中国の特徴的な社会主義とその制度に異議を唱えたり、誹謗中傷したり、破壊しようとしてはならない。中国の歩んでいる道と制度は、歴史と人民による選択であり、14億人の中国人民の長期的な福祉と中華民族の未来と運命に関係しており、中国が必ず守らなければならない核心的利益である。
・第二に、米国は中国の発展していく過程を妨害したり、中断させたりしてはならない。中国人民には当然により良い生活を送る権利があり、中国には近代化を実現する権利がある。近代化は米国のみの権利ではなく、これには基本的な良識と国際的な意義が関わってくる。中国は、米国に対し、中国に課せられたすべての一方的な制裁、高関税、ロングアーム法による管理、技術封鎖をできるだけ早く撤廃するよう要請する。
・第三に、米国は中国の国家主権を侵害してはならないし、さらに中国の領土保全を損なってはならない。新疆ウイグル、チベット、香港等の問題は、人権や民主主義の問題ではなく、新疆ウイグル独立、チベット独立、香港独立に対する是非の原則に関わる問題であり、国家の主権や安全に危害を加えられることを許容する国はない。台湾問題に関しては、それはさらに重要である。海峡の両岸はまだ統一されていないが、大陸と台湾が一つの中国に属し、台湾が中国の領土の一部であるという基本的な事実は変わっておらず、今後も変わることはない。 もし台湾独立を大胆に挑発することがあれば、中国はそれを阻止するために必要な措置を講じる権利を有する。我々は、米国が台湾問題に関する約束を必ず遵守し、慎重に行動することを忠告する。
