「中国人民銀行総裁、G20財務相・ 中央銀行総裁会議にオンライン出席」
(2021年7月11日 中国人民銀行HPより)
・2021年7月9日・10日、G20財務相・ 中央銀行総裁会議が開催され、 主に世界の経済情勢と衛生保健状況(コロナ対応状況) について議論を行なった。
低所得国のコロナ対応、継続的な金融発展、金融制度改革、 デジタル改革の促進と国際税務面での協力等の議題について声明を 発表した。
中国人民銀行からは、易綱行長、 李波副行長がオンラインで出席した。
・易綱中国人民銀行行長は、 G20持続可能な金融業務部門の共同議長として、 人民銀行が主導する業務の進捗について紹介した。
持続可能な金融業務の中期計画を明確にする全体的なロードマップ の草案作成を主導し、今年の3つの主要な重点テーマ、「 グリーンタクソノミーについて統一された基準とツールの作成」、「 気候と環境に関連する各種情報開示と報告要件の互換性の改善」、 「パリ協定の目標の実現の為に、 国際開発機関や他の国際金融機関を支援」について触れた。
・特に易綱行長は、持続可能な金融業務について、 ESG格付方法と気候情報開示基準の平準化を進め、 互換性と透明性を改善し、 国際的なグリーン金融市場の協調的発展と低炭素化を促進する為、 G20が調整機能を発揮すべきと強調した。