【北京だより】7月9日号

最近、北京で一番話題になっているのはやはり中国共産党創立100周年のことです。今週はこの国家行事に関しての様子等をご紹介します。

6月30日(水)の午後、用事で天安門広場を通過しました。下図は車内から撮影したものです。様々な準備作業が実施されているようです。天安門の両側の観客の座席は既に設置済みでした。

 

人民大会堂の周辺は赤い国旗がいっぱい飾られ、また、大きいスクリーンが設置され、「システムテスト中」と書いてあります。

 

人民英雄記念碑の北側に、「1921~2021」の展示台があります。真ん中にハンマーと鎌の組み合わせでできている中国共産党の党徽があります。ハンマーは工人階級(工場の労働者たち)、鎌は農民階級をそれぞれ代表しています。

 

7月1日(木)、長安街沿線の地下鉄やバスは運転を停止したり、路線を変更したりしました。北京事務所もその影響を受け、当日在宅勤務になりました。下図は当日朝7時55分前後、自宅付近(東5環路)を経過した一部のヘリコプター隊列(「100」と「7.1」)の様子です。東側から出発し長安街に向かって飛んでいます。街で記念に写真を撮ったりした民衆はかなり多いようです。

 

7月3日(土)、家族で天安門広場に見学に行きました。広場に入るための安全検査は依然として厳しく、1時間半以上並んでやっと中に入れました。

 

観光客は非常に多く、とても混雑していました。当日の午後1時以降、地下鉄「天安門西」と「天安門東」の駅はまた封鎖するようになりました。多分人が多すぎて、安全問題等を警戒しているでしょう。

 

中国共産党創設100周年関連の天安門のモニュメント等は最初に7月15日まで保存と発表しましたが、あまりにも人気ですので、7月31日まで延長しました。統計データによると、7月2日~5日までの四日間で、全国から118.64万人が天安門広場を観光したそうです。

 

以上