ジョージ・ワシントン大学ガストン・シグール・アジアセンターのDavid Shambaugh教授は次のように述べている。
バイデン政権は戦略も重点も(特に、価値観や同盟について)トランプ政権とは違うものの、両政権の間には非常に大きな一貫性があることもはっきりしている。バイデン政権の外交政策は明らかに民主主義の価値観と同盟の二つがキーポイントであり、特にバイデン大統領自身は価値観や主義主張を核心に据えた外交を重視していると伺える。ある調査では、アメリカ人の9割が中国を競争相手または「敵」とみなしており、協力パートナーとは見ていないとし、米議会では対中問題について超党派で一致している。最近制定された「2021年の戦略的競争法」は、徹頭徹尾中国との国内外での競争と関係し、対中関連の法律を整える動きが進んでいる。これらはバイデン大統領の方針に沿っている動きであるものの、法律による細かい指定は一方でバイデン政権の行政において足枷になる可能性もある。
原文:http://cn.chinausfocus.com/foreign-policy/20210508/42271.html