ご挨拶 「日中投資促進機構設立30周年を迎えるにあたり」

日中投資促進機構設立30周年を迎えるにあたり

日中投資促進機構

事務局長 岡豊樹

 

平素は当機構の活動にご支援を賜りありがとうございます。

2020年3月29日、日中投資促進機構はお陰様で設立30年の記念すべき日を迎えることができました。これもひとえに会員企業の皆様はじめ日本側の関係各位、中日投資促進委員会をはじめとする中国側の関係各位のご支援、ご協力の賜物と衷心より感謝申し上げます。

私ども日中投資促進機構は、30年の長きにわたり一貫して日本企業の皆様の対中投資のお手伝いをさせていただいてまいりました。この間、日本と中国の関係が良い時はもちろんのことですが、関係が芳しくなく、両国間の多くの窓口が閉ざされるような中にあっても、日中投資促進機構は中日投資促進委員会という力強いカウンターパートと緊密に連携を取り合い、共に日本企業の対中投資促進、中国投資環境の改善提言など多くの仕事を途切れることなく行うことができました。日中間の経済団体として、このことは大変誇らしく、微力ながらでも日本企業の皆様のお役に立てたのではないかと自負しております。

現在、新型コロナウイルスの感染は急激に世界に広まり、予断を許さない状況にあります。各国が国の門戸を閉じ、ウイルスの流入を防ぐ水際対策を行うなか、日中間では医療用品の相互提供などが行われ、その救援物資には「山川異域 風月同天」などの心温まる文言が記されておりました。中国語には「患難見真情(苦しい時に始めて真の友を知る)」という言葉がありますが、まさにその通りであると改めて感じた次第です。一日も早く、新型コロナウイルスの感染拡大が収まることを願うばかりです。

私ども日中投資促進機構は、このような厳しい世界情勢の中で31年目をスタートさせます。今後もより高い次元で次世代の日中経済交流のモデル構築を目指し、皆様の対中投資のお役に立つべく、事務局員一同なお一層業務に励んでまいりますので、どうぞ皆様引き続きご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。