当機構と中日投資促進委員会が主催する第20回定期合同会議を、2016年3月18日(金)中国北京市・商務部の多目的ホールにて開催いたしました。
日本側からは豊田章一郎会長(トヨタ自動車株式会社名誉会長)をはじめ約100名、中国側からは高虎城会長(中国商務部部長)をはじめ約50名が出席しました。
会議の第一部では基調報告を行いました。
日本側からは「日本企業の対中投資動向」、「中国の発展戦略と日中産業協力」、「越境ECに関する制度の整備」について提言を行いました。
中国側からは「中国越境ECの現状紹介と日本側への回答」、「中国のマクロ経済の行方」、「中国の税制の現状と今後の政策」、「浙江省平湖の日系企業集中区の成功体験紹介」について説明がありました。
第二部では具体的政策に関する意見交換を行いました。
日本側より「過剰生産能力の問題解決に向けて」、「港・空港における危険物の取扱いに関する事項」、「外商投資建築業への規制緩和要望」、「健康食品に関する要望」、「知的財産権」について問題を提起、具体的対応を要望し、中国側はそれぞれの関連部局(工業・情報化部、交通運輸部、住宅・都市建設部、国家食品薬品監督管理総局、商務部全国知的財産権侵害・偽物製造販売取締業務指導小組弁公室)より説明が行われました。
今次合同会議は年度末繁忙期の開催、また短期間での募集であったにもかかわらず、会員の皆様のご協力により多数のご参加をいただきました。中国側も特別にチームを組んで積極的に準備を進めたとのことで、回答に当たった部署からはいずれも副司長級の方に説明をいただきました。
発言にご協力くださった皆様はじめご参加いただいた皆様に、事務局一同御礼を申し上げます。
発言内容をはじめとする会議の詳細については、追って開催報告を刊行、会員の皆様に配布いたします。
《会議開催前に会談する豊田会長と高会長》
【ご参考】
本会議は中国商務部ならびに中国国際貿易促進委員会のサイトにても報告されております。
商务部部长高虎城出席中日双方投资促进机构第20次联席会议并讲话
なお会議に先立つ3月17日(木)には、在中華人民共和国日本国大使館より木寺昌人特命全権大使を来賓にお迎えし、総勢87名にて結団式を行いました。併せてご報告いたします。